能登半島は豊富な海の幸に恵まれた漁業のイメージが強い地域ですが、実は能登の里山里海が世界農業遺産に登録されるなど、農業も盛んに行われています。なかでも「能登野菜」は全国的にも広く名前が知られています。そんな能登半島の中央部に位置する七尾湾に浮かぶ島が能登島です。能登島の土は「赤土」と呼ばれ、粒が細かく保水性や通気性に優れているのが特徴で、ジャガイモやサツマイモ、かぼちゃ、ネギなどがよく栽培されており、赤土で育った野菜はとても美味しいと評判です。
また、能登島は一次産業だけではなく、近年の能登島大橋の開通により大きく変化しており、観光施設も増えて年間100万人の観光地としての側面も持つ魅力あふれる島です。
能登島の中心地、向田町にある「生き活き工房 ねねの会」は能登島の豊かな自然で採れる海の幸、山の幸をコロッケやかきもち、みそや野草茶、たこ飯などの食料加工品にして直売所で販売する為の工房です。能登島生まれ、能登島育ちの4人の主婦たちが島の特産品を活かした加工品を開発し、直売所やイベントで人気を博しています。
代表の海老恵子さん(75)は、能登島のいいところをたくさんの人に知ってもらいたい、という想いからねねの会は始まった、と語ります。「もともと定年になってからも自然とみんなが集まれる場所を作りたいと思っていた。一人ではなくて共感してくれた仲間がいたからやってこれたと思う。」
現在、ねねの会では①野菜の生産、②加工品の開発、③イベントでの直売、④収穫体験の開催を4つの軸として、そこに新たな取り組みを加えて能登島を元気にしていきたいと考えています。課題はいくつかありますが、喫緊の課題としては若い人の加入を目指したいと考えています。「元気なつもりでも、最近のインターネットとかの技術はついていけない事があるよ。そういうちょっとしたアイデアを持った若い人がこの仕事を手伝ってくれると嬉しいね。」海老さんがねねの会を始めたのは60歳手前の定年時期です。ちょうどそのくらいの年代の人が参加してくれれば、ねねの会の可能性はもっと増えると考えています。
「能登島はやっぱり観光の街。来られた方に楽しんで頂けるような街にしなくてはね。」これからも能登島を元気にしていく為に、ねねの会では工房の運営をお手伝いして頂ける方を募集しています。「能登島もイノシシが増えたりして年々大変になってきている。若い人が手伝ってくれると嬉しいよ。」海老さんは今後、①加工商品の商品力向上、②イベント内容の充実、③情報発信力の向上の3つをねねの会で実施していこうと考えています。自然豊かな能登島をもっと元気な島にしていきたい、そんな海老さんの想いに共感して頂ける方のご応募を是非お待ちしております。
給与 | 応相談 |
勤務地 |
〒926-0211 石川県七尾市能登島町向田町120-95 |
職種 | 調理補助 |
雇用形態 | アルバイト・パート |
七尾街づくりセンター株式会社
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