能登半島は平成23年「能登の里山里海」として世界農業遺産に認定されました。世界農業遺産は世界的に重要かつ伝統的な農林水産業を営む地域を国際連合食糧農業機関が認定する制度です。世界で20ヵ国50地域、日本では11地域が認定されています。能登半島の中央部に位置する七尾湾は「内浦」と呼ばれるリアス式海岸に面しており豊かな漁場として有名で、その七尾湾に浮かぶのが能登島です。能登島は古くから漁を中心に船材の供給地や海上航路の拠点として重視されてきました。近年になってからは能登島大橋の開通により大きく変化し、観光施設も増え年間100万人の観光地として変貌を遂げています。
「能登島シーサイドハウス」は能登島の南側に面していて、海の向こうに七尾の街並みが見え、まるで海の上にいるかのような景色の良い旅館です。春には能登のゼンマイ、ワラビなどの山菜、夏には海水浴、秋には栗拾い、冬は日本海能登の新鮮でおいしいお魚に舌鼓と四季折々の変化を見せてくれる人気の宿です。
特に漁師でもあるご主人が毎朝ご自分で獲ってくる魚料理は絶品との評判です。
「最初は本気で後を継ぐ気はなかったんだ。」と話すのはご主人の角口俊隆さん。「でも結婚して子供もできてからは、それなりには頑張ったよ」と人懐っこい素敵な笑顔で語ります。
若い頃は芸能界にあこがれて都会に出ていた時期もあったそうですが、先代の不慮の事故で25歳の時に旅館を引き継ぎました。昭和の奥能登ブームの時に先代が建てたという「能登島シーサイドハウス」はフェリー乗り場の目の前という能登島の一等地にあり、当時大変賑わっていました。継いだばかりで右も左も分からずに大変な苦労をされたそうです。しかし、持ち前の明るさと素敵な魅力で旅館はお客様から人気となり、30歳を過ぎてからは商工会青年部で活躍され、今では能登島の商工会を代表するまでになりました。
「フェリーがなくなって能登島大橋ができても、行列ができるくらいだったよ。でも、大橋の通行料金が無料になってからはあんまり売れなくなった。料金を払って島に渡ってくるところという特別感がなくなったんだろうね。」
今は一時期ほどの忙しさはありませんが、その分ゆったりとした自然を十分に楽しんでいただける旅館にしたいと、息子さんと一緒に張り切っておられます。
能登島には他の地域に誇れるだけの豊かな資源がたくさんあります。ただ、その魅力を発信をする力がまだまだ弱いと角口さんは考えています。「能登島の魅力をどんどん発信していける人に来て欲しい。そういう人と一緒に仕事をして、もう一度能登島でいい夢を見たいね!」と魅力的な笑顔で話します。
都会で培ったスキルを活かして、絶景の旅館で新しいことにチャレンジしていける人材を募集しています。例えば、SNSを駆使してインバウンド需要の呼び込みをしたり、旅館という枠組みに捉われずに新しい場所の使い方を提案したり、地元の食材を使った新しいメニューを開発したりといった事を期待しています。また、将来的には単なる従業員の枠を超えて、旅館経営者としての目線で考えられる人材に育っていって欲しいと考えています。
角口さんと一緒に能登島の新しい魅力を引き出していきたい、という“想い”に共感する方であれば、観光業は未経験でも大丈夫です。ぜひ一緒にチャレンジしてみませんか。
給与 | 応相談 |
勤務地 |
〒926-0213 石川県七尾市能登島須曽町42-4 |
職種 | 旅館経営 |
雇用形態 | 経営者候補 |
代表者 | 角口 俊隆 |
七尾街づくりセンター株式会社
〒926-0048 石川県七尾市檜物町57番地10
Tel:0767-57-5413
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