
てみるフェスの「ハラール食を食べてみる!」
インターン生ダイアナのレポートです!
11月2日に、まいもん処いしり亭で「ハラール食を食べてみる!」が開催されました。日本でこのようなイベントを参加するのは初回なので、七尾に来る前からわくわくしていました!日本人にとってハラールやムスリムおもてなしに対してどういう意見、質問があるかすごく興味があって、このような交流活動はやはり良い機会だと思いました。

参加者約15人で、それぞれのこの「食べて納得!ムスリムおもてなし勉強会」を参加する期待、まず聞きました。市内の飲食店や旅館関係者、多様な皆さまが集まって、「ムスリムの考え方を学びたい、ハラールとはどういう事か詳しく知りたい」などと言われました。

「フードダイバーシティー」の守護彰浩代表が1時間ほどイスラム教の基礎知識やハラール対応などを説明していただきました。日本語で宗教について講演することがまだないので、守護さんのレクチャーを聞いてどのような言葉や表現が使えるとか、日本人向けのわかりやすい伝え方なども、すごく勉強になりました。ムスリムおもてなしの研究もしているので、その研究にも役に立ったなと思いました。

イスラム教の基礎知識
イスラム教、またイスラム教徒について守護さんがシェアしました。まず、イスラム教徒は信じなければならない6つの信仰箇条と5つの行いがあることを要点だけ手短に述べました。お話の焦点は、ハラール(Halal)とハラーム(Haram)のことです。ハラールは「許されたもの」で、ハラームは「禁じされたもの」という意味です。
やはり、豚肉とお酒の話はムスリム飲食のルールの中で、驚くべきものであり、イスラム教徒以外の方々にとって相変わらずありえないことじゃないかと思いました。しかし、豚肉と酒以外、食べられるのも多くて、そんなに大変ではないことは参加者が理解できるかもしれません。
ハラール対応の可能性やハラール認証
フードダイバーシティーによる、ムスリムは日本へ旅行において、不安の要点:
① ハラールな食事があるか(41%)
② 安心してお祈りできる場所があるか(31%)
③ 言語が通じるか(29%)
④ 物価の高さ(26%)
⑤ 移動手段などがわかるか(12%)
現在、大阪、京都、東京以外、ハラール対応しているところはまだ少ないかもしれません。七尾にも、ハラール対応に関して全くないと思います。日本国として、ムスリムは礼拝や食事が心配で、日本に来られない事になりました。七尾にも同じ問題で、ムスリムが来られないことは間違えないと思っています。
モスク、社団法人、株式会社、宗教法人など日本には100団体以上あると言われています。ハラール認証に関してそれぞれの基準はバラバラになって、全認証機関は「自分が正解」と主張するらしいですが、マレーシアには「JAKIM」(イスラム開発局)という政府機関しかいないので、そういう問題がありません。多分それは面倒な手続きで、日本にある企業はハラール認証をとるのは躊躇すると思いました。
一般的にムスリムは内容成分、ハラール認証の有無、原産国などで、ハラールを判断します。ですが、日本ではほとんど日本語しか使わないので、外国人には旅にくいし、特にムスリム観光客も食品を買いたいときや食事するときは、困難な状況だと思っています。
どうすればいいのか
守護さんが言った通り、ムスリムが判断できるように英語での情報を開示した方が良いと思います。そして、飲食店対応の6段階も守護さんがお勧めしました。
① 現在使用している食材や調味料などの現状を整理する
② ムスリム対応のパータンを選択する
③ ムスリム対応のポリシーを策定する
④ ムスリム対応におけるオペレーションスタッフの研修を行う
⑤ モニタームスリムによる試食会を行う、フィードバックをもらう
⑥ 情報発信をしてプロモーションを行う

みりんの代わりに水あめを用いたうどんを実食してみた
守護さんのお話が終わった後、参加者と一緒にいしり亭のいつもの食事をハラール対応として食べてみました。自分自身はノンハラールのものを食べたことがないので、どの程度までの違いのがよくわからないのですが、もし水あめを使っていることが言わなければたぶん日本人でも気づかないんではないかと思いました。

参加者の皆さんからの感想 <株式会社御祓川より>
· 1時間もの講義がとても興味深く充実していました。
· ハラールのみならず、すべての食の問題が解決した。
· 講演がとても分かりやすかった。
· 概要が分かりやすく、思い違いをしやすいところをポイントで教えていただけた。
· 例をまじえながらの話だったのでとても分かりやすかった。
· 知らないことだらけだった。
· 全体像が把握できた。
· とにかく分かりやすい。キャリアの裏付けがスバラシイ。
· ハラールを体系的に理解できた。
· 初見の内容も多く聞けた。
· ハラールについての考え、異国の人の食文化について理解が深まった。